スマホは様々な事が出来て便利ですが、「出来るけど快適ではない」タスクが多いです。
そのため基本的にスマホの使用は必要最低限にとどめ、PCでできることはなるべくPCで行うのが私のスタイル。出先でもPCでインターネットが使えれば、それがスマホである必要は無いと考えました。
5Gモデル | Wi-Fiモデル | |
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CPU | Microsoft SQ3 | 第12世代 Intel Core i5 または i7 |
メモリ | 8GB(LPDDR4x) | 8~32GB(LPDDR5) |
SSD | 256GB | 128GB~1TB |
ディスプレイ | 13インチ 2880 X 1920 最大 120Hz | 13インチ 2880 X 1920 最大 120Hz Dolby Vision IQ対応 |
OS | ARM版 Windows11 Home | Windows 11 Home |
端子 | USB-C 3.2 ×2 Surface Connect タイプカバー端子 nano SIMスロット |
USB-C 4.0/Thunderbolt4 ×2 Surface Connect タイプカバー端子 |
寸法 | 287 × 209 × 9.3 mm | 287 × 209 × 9.3 mm |
重量 | 878g | 879g |
バッテリー持続時間 | 公称19時間 | 公称15時間 |
以前使っていたSurface Book 2は1.9kgもある重量級。それに比べてSurface Pro 9 with 5Gは878gという軽さ。私が1kg未満のPCを使うのは初めてですが、鞄の総重量が明らかに軽くなり、肩凝りが改善しました。私はその時必要十分な量になるよう荷物の内訳を調整しますが、Surface Pro 9は薄くて軽いので高頻度で鞄に入れています。
可搬性を無視すれば、画面は大きければ大きい方が快適です。出先で何かデバイスを使う場面において、スマホと比べたら随分大きい13インチは便利です。タッチキーボードが打ちやすいですし、後述する画面分割にも活きます。
モバイル端末はPCと比べてマルチタスクに向かないという弱点があります。スマホで調べ物をする時、ブラウザとメモ帳を行ったり来たりするのは非効率的ですよね。画面分割して複数のアプリを同時使用したいです。最近はAndroidスマホやiPadでも画面分割は可能ですが、元々画面が小さく、また分割の手順も直感的ではないのであまり使いません。
Windows11では、ウィンドウを画面上部に動かすと画面分割の候補が表示されます。分割の候補にウィンドウを持っていくだけで簡単に画面分割できます。また、Surface Pro 9の画面サイズ13インチなら2分割しても小型タブレット並みの画面サイズがあります。一般的なモバイル端末よりはマルチタスクが得意と言えます。
Surface Book 2はラップトップPCですが、画面部を分離してタブレットとして使えます。しかしあまりタブレットとしては利用しませんでした。当時のWindowsはタブレットでは使いにくかったのです。スタートメニューを開くにはタスクバー左下のWindowsロゴをタップでした。使わないときはタスクバーを非表示にする私の場合は「タスクバーを出す→Windowsロゴをタップ」という2段階の動作が必要になります。
現在Windows11ではタスクバーの表示非表示に関わらず、画面下端からスワイプすることでスタートメニューが開きます。Windows11は他にもタブレット向けの改善が段階的に追加されているので期待できます。
出先でPCを使う場面はめったにありませんが、全く無いとは言い切れません。そういういざという時に逐一テザリングを繋ぐのは手間です。ロック解除してすぐインターネットが使えるのは快適性が違います。
スマホとSurfaceそれぞれにSIMが必要なので、サブ回線を契約しました。まずは使用量や使用頻度を見積もるためにpovo2.0を契約し、5GB(30日)のデータ通信量を買いました。1GB/月しか使えないスマホで毎日データを節約するストレスから解放されたので、気が楽になりました。そもそも日常生活の大半はWi-Fi環境がある場所にいるので莫大なデータ通信量は必要ありませんが、通信量の余裕は心の余裕です。
私は普段PCをこまめにシャットダウンしますが、Surface Pro 9 with 5Gは電池持ちがとてもいいので基本的にシャットダウンしません。使わない時はスリープさせ、電源ボタンを押したら即座に使えるという状況にしています。使い始めがスピーディだと、スマホのような手軽さで使っちゃいますね。
Surface Pro 9 with 5Gは普通にタブレット端末として使い勝手が良いです。軽いため持ち運ぶ頻度が上がり、いつでもどこでも大活躍なのでスマホの利用頻度が大きく減じました。スマホの窮屈な画面サイズや操作性によるストレスから解放され気分が良くなりました。
文字入力はWindows向けのアプリケーションと変わりません。Android側ではなくWindows側のIMEを使用するため、IMEで設定したキーマップもそのまま反映されます。使用感が変わらないのはいいですね。
WSA上でAndroidの設定画面を開くと、「VirtualWiFi」という名のWi-Fiアクセスポイントに繋がっていると表示されています。その名の通り、仮想的なアクセスポイントをWindows側で用意しているのでしょう。これはWindows PC自体をWi-Fiに繋いでも、有線LANに繋いでも変わりません。
他のインターネット接続方法と変わらず仮想的なアクセスポイントに繋がっていますが、従量課金制接続であることや、キャリアがどこかは認識しているようです。
WindowsはDolby Atmosなどマルチチャンネル音声に対応しているので、WSAからも出せたらいいなぁと思っていましたがダメでした。そもそも既存のAndroid端末の外部音声出力がマルチチャンネル音声に対応していないので期待した方が負けですね。素のAndroidと同様、マルチチャンネル音声のデコーダが実装されていないようです。つまりWSAはステレオまでしか扱えません。今後のアプデでDolby Atmosに対応してほしいです。
Androidアプリ側からは、端末の内蔵ステレオスピーカーとして認識しているようです。Windows PCで使用している音響機器がスピーカーだろうとヘッドホンだろうと変わらないので、VirtualWiFiと同様仮想的な音声出力先なのでしょう。複数のアプリを起動しても、Windowsの音量ミキサーでは「Windows Subsystem for Android」という名前で一緒くたに扱われ、個別に音量を調節することはできません。
なんとWSA側ではBluetoothが強制的にOFFになったまま利用できません。Meta Questの初期設定やスマートウォッチのようにスマホと外部機器をBluetooth接続する事例で詰みます。
従量課金制接続を認識する事や、文字入力でWindows側のIMEを利用することは優秀だと思いました。逆にBluetoothが使えない事は致命的ですね。個人的には音声周りが改善されたら泣いて喜びます。
Surfaceを買うだけで手いっぱいだったので、スマホの買い替えはこだわりを捨て可能な限り切り詰めました。知人から不用品処分で押し付けられた二束三文で譲っていただいたMoto g50 5Gを使用しています。バッテリー容量が大きいくらいで、これといった特徴が無い格安スマホです。Moto g50 5Gを使って(と言っても初期設定だけしたら後はほとんど放置していますが)私が今スマホに求める要素がハッキリしてきました。
「Windowsにリンク」がAndroidにしか対応していない以上、OSはAndroidで無ければなりません。アプリの対応状況を考慮するとAndroidのバージョンは11以降でなるべく新しい方が望ましいです。
スマホを見る頻度が低すぎて、気づいたら電池切れ寸前という状況が多々あります。電池は大いに越したことはありません。Moto g50 5Gは5000mAhあるので電池持ちは良好です。
Moto g50 5Gの不満点として本体サイズが挙げられます。縦が長すぎます。前の端末に合わせたサイズで作ってもらったポーチがあるんですけど、Moto g50 5Gだと長すぎて入りません。スマホにしては大きい画面は、タブレット端末と併用する場合お荷物になってしまいます。コンパクトであって欲しいんですけど、そうするとバッテリーサイズとトレードオフなので悩ましいですね。
数年前にLumia950XLというスマホを使っていました。カメラの色味や解像感が極めて良く、未だに私の持っているスマホでは最高です。今でもいい写真を撮りたい時に使っています(今回の記事の写真もLumia950XLで撮っています)。しかし発売から7年以上経ったスマホなので、いつ壊れるかわかりません。Lumia950XLより美しい写真を撮れるスマホがあるなら教えてください。
Apple Musicに加入しているので、Dolby Atmos対応楽曲を再生できると嬉しいです。と言ってもイヤホンやヘッドホンを用いた仮想的な再生は個人差が大きく、私はそこまで効果を感じないので無いよりはマシといった程度の重要度です。
まず第一に実現してほしいのはバッテリー持ち。次にサイズが過剰に大きすぎない事です。これだけで及第点です。
さらに綺麗に写るカメラがあれば完璧です。バッテリー持ちが良く、それでいて大きすぎず、カメラが良い端末…ある端末を思い浮かべました。
Lumia1020です。当時としては破格の4100万画素のカメラを搭載したスマホです。随分前のスマホなので今のスマホほど大きくありません。
さらに純正の周辺機器として、外付けのカメラグリップがありました。厚みがあって横持ちしやすいだけでなく、グリップ内に追加のバッテリーを内蔵しています。つまりカメラと大容量バッテリーが揃った端末と言えます。今こそLumia1020のような端末の【令和最新版】が必要だと思います。