Denonのサウンドバーのラインナップが強いって話
音響機器 Dolby atmos Denonのサウンドバーのラインナップが強いって話

みなさんこんにちは!元素さんです。 みなさんはテレビの音質に満足していますか? TVは年々薄型化していますが、スピーカーはある程度大きい方がいいです。 つまり、最近のTVほど音質面で不利なのです。 そのため最近はサウンドバーという棒状のスピーカーが人気ですね。TVとケーブル1~2本で繋ぐだけなので手軽に音質を改善できます。 そんなサウンドバー界隈に期待の新星が現れました。DENONのDHT-S517です。 「こんなサウンドバー出ないかな」と思い描いていた製品が実際に出たので興奮しましたが、それだけでなく冷静に考察してみるとDENONの良さが見えてきたような気がします。 今回はDENONのサウンドバーのラインナップについて、あくまで一人の音響オタクとして考察したことを紹介します。 目次 サラウンドと立体音響 ホームシアターシステム 疑似サラウンド チャンネル数 費用対効果の話 DHT-S216 DENON HOME SOUND BAR 550 DHT-S517 HOME 550を再考する ラインナップを考察してみる ゲームのための音響機器選び あとがき サラウンドと立体音響 まず必要となる前提知識を幾つか紹介させていただきます。まずはサラウンドや立体音響について。 一般的なテレビや端末は、その筐体にスピーカーがあり、そこから音が来ます。しかし、現実世界では私たちの正面だけから音が鳴るわけではありません。言わずもがな、横や後ろや上など、あらゆる方向から音が鳴ります。 より現実に近い、臨場感がある音を表現するために登場したのがサラウンドです。画像のように視聴者の周囲を取り囲むようにスピーカーを配置します。これにより周囲360°の音は表現できるようになりました。 音響環境をさらに拡張しようとして登場したのが立体音響です。サラウンドは水平方向の音は表現できますが、スピーカーの配置の高さに高低差がありません。拡張するなら高さ方向だということで、天井など高所にスピーカーを設けたのが立体音響です。 このブログを読むにあたっては、「視聴者の周囲(水平方向)を取り囲むのがサラウンド」「配置に鉛直方向の高低差があるのが立体音響」という認識でお願いします。 ホームシアターシステム サラウンドや立体音響を再生する、最も一般的な方法がホームシアターシステムです。画像のように多数のスピーカーを配置し、それらを統括するAVレシーバー(アンプ)と組み合わせて構成するシステムです。サウンドバーはアンプとスピーカーが一体化しているので、それとは対照的なシステムだと考えられます。 ホームシアターシステムの最大の利点はスピーカーの配置です。多くのサウンドバーは棒状の筐体に全てを収めるオールインワンで手軽さを実現しています。後方や上方にまでスピーカーを配置するのは、そんなサウンドバーの方向性とは異なります。一方でホームシアターシステムは、個々のスピーカーの種類や配置を用途や環境に応じて自由に選択できます。 手軽に音を良くするならサウンドバー、中程度から本格派まで幅広く対応できるのがホームシアターシステム、という棲み分けではないかなと思います。 疑似サラウンド サラウンドや立体音響はステレオよりも豊かな聞こえ方を実現しますが、すべての環境で導入できるとは限りません。多くの機器はその筐体にのみスピーカーがあり、視聴者の後方や上方にまでスピーカーを配置できません。サウンドバーの多くも同様です。そんなこんなで採用される技術が、擬似サラウンドです。ざっくりいうと人間の耳が音の位置を感知する仕組みを利用します。耳の錯覚を引き起こすことで、あたかも様々な方角で音が鳴っているかのように聴こえさせる技術です。この技術はヘッドホンやサウンドバー、TVなどで広く利活用されています。 チャンネル数 チャンネル数はサラウンド環境ではスピーカー、つまり音の発生源の数を示します。例えば5.

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